こちらは成文社のページです。

「ロシア出版文化史」書影

ロシア出版文化史

十八世紀の印刷業と知識人

ゲーリー・マーカー著/白倉克文訳


ISBN978-4-86520-007-2 C0022
A5判上製 本文縦組400頁
定価(本体4800円+税)
2014.06

近代ロシアの印刷・出版業はピョートル大帝の主導で端緒が開かれ、十八世紀の末には個人出版業が全盛期を迎えた。この百年間で出版業の担い手は次々に移り変わったが、著者はその紆余曲折を丹念に検証する。政治・宗教・教育と出版業の関係が詳述され、また、政治的、学術的エリートと共に、有名無名の様々な人物が登場する。特に印象深いのは、孤立化を余儀なくされる知識人の苦悩である。出版業をプリズムとして見た、特異で興味深いロシア社会史。


HOMEリレーエッセイ既刊書新刊・近刊書書評・紹介チャペック