序
第1章 パーク誕生
1 エカテリンゴフの今
2 土地の由来とパーク造営
3 ピョートル大帝の滞在とその後
第2章 一八二四年祝祭誌
1 祭りを再生させる
2 パノラマを描く
3 祭りを言祝ぐ
4 風俗を散文化する
5 騒乱前夜
第3章 祝祭のあと
1 一九世紀後半の帝都遊歩
2 或る大衆演劇家の回想
3 郊外化の波
4 遊歩年代記
その後
結びにかえて
あとがき
註および参考文献 図版出典一覧
坂内徳明(ばんない・とくあき)
1949年福島県生まれ、東京都育ち。
ロシア民俗学・文化論研究者、一橋大学名誉教授。一橋大学博士(社会学)。
主な著訳書
『ロシア文化の基層』(日本エディタースクール出版部、1991年)、『ルボーク―ロシアの民衆版画』(東洋書店、ユーラシア選書、2006年)、『女帝と道化のロシア―もう一つの近代の道』(京都大学学術出版会、2023年)。翻訳に、ステブリン=カーメンスキイ『神話学入門』(共訳、東海大学出版会、東海選書、1980年)、A・B・オポローヴニコフ『ロシアの木造建築―民家・付属小屋・橋・風車』(井上書院、1986年)、A・F・ネクルィローヴァ『ロシアの縁日―ペトルーシカがやってきた』(平凡社、叢書演劇と見世物の文化史、1986年)、J・ハッブズ『マザー・ロシア―ロシア文化と女性神話』(青土社、2000年)がある。